小児歯科
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目次
小児歯科とは
小児歯科とは
お子様の歯や顎の成長発育を見据え、健康な永久歯でしっかり食べられる、話せる、笑えるように予防や治療を行います。
お子さんが診療を嫌がる場合には、「診療チェアに座る」「器具に触れてもらう」「歯磨きをする」といったトレーニングから始めて、恐怖心を和らげます。
また、乳歯は大きさが小さくエナメル質や象牙質が薄くやわらかいのでむし歯になりやすく進行が早いという特徴を持っています。
そして、生えて間もない永久歯は、歯質も根っこも未完成のまま生えてきます。このためむし歯になりやすく、進行すると治療が難しいという特徴を持っています。
こうした、お子様の特徴や成長発達に合わせた診療を行うのが小児歯科です。大切なお子様の歯やお口を守り、お子様の健やかな成長をご家族と一緒にサポートさせていただきます。 -
むし歯にならないためにはどうしたらいいの?
むし歯は、お口の中の細菌が、飲食物の糖分を分解して酸を作り、歯を溶かす病気です。
ですのでむし歯にならないためには
①お口の細菌を減らすこと
②糖分を含む飲食物の頻度を減らすこと
が大切です。お口の細菌を減らすためには
歯磨きや仕上げ磨きの習慣を身につけること。そして、細菌の餌となる糖分を減らすことです。
当院では、年齢に応じた歯磨きや仕上げ磨きのポイントをお伝えしたり、お子さんと一緒に歯磨きの練習をしたりします。糖分を含む飲食物の頻度を減らす事
糖分は量だけでなく、飲食回数が増えることが、むし歯の大きなリスクになります。
WHOなどが示す目安から、むし歯にならない食生活の目標は、
3歳までは- ジュースを与えない
- おやつは4~5回目の食事と考える
その後も- ジュースはたまのお楽しみにする
- おやつは1日1回(15分程度)多くても1日2回まで
目標から程遠い食生活を送っている場合にも、今の食生活から、まず何を気をつければむし歯予防に効果的か?どんな一歩なら踏み出せるか?
お子さんやご家族と相談しながら、むし歯にならないお口へと育てていきます。
当院の小児歯科の特徴
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歯並びが悪くなる原因を改善し、成長をサポートする小児矯正
歯並びが悪くなる原因は遺伝と考えられていましたが、生活習慣や癖による顎やお口の発達・発育不全の影響が明らかになりました。
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顎やお口の発達・発育不全は、歯並びだけでなく、「食べる」「話す」「呼吸する」という大切な機能に繋がっています。
歯並びが悪くなる原因となる生活習慣や癖を改善し、本来の成長力を伸ばし元気に食べられる、話せる、呼吸できるように、当院では矯正トレーニングとマウスピースを使った小児矯正治療を行っています。 -
赤ちゃん~中学校までの予防歯科「ハピリスキッズクラブ」
当院で行っている「ハピリスキッズクラブ」とは、赤ちゃんから中学校卒業のお子様までが対象の予防歯科です。
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健康なお口を育てるため、年齢に応じた定期的な予防治療を行っていきます。
お口がポカンと開いている、指しゃぶりをよくしている、離乳食がうまくいかない、歯並びが気になるなどお母様のご相談にもお応えしています。
小児歯科について
よくある質問
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- Q
乳歯のむし歯は生えかわるから治療しなくても大丈夫?
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A
むし歯を放置していたら、大きなむし歯になって根の奥に進むとその先には永久歯が作られて待っています。大きなむし歯を放置していると、その永久歯に悪影響を及ぼす場合があります。
また、むし歯の治療には削る治療だけでなく、削らない治療があります。それは、むし歯の原因となる生活習慣を改善することです。この削らない治療をせず、放置するとむし歯になる環境がそのままのお口に永久歯が生えてくることになり、むし歯になる危険が高くなります。 - Q
むし歯になりやすいのはどんな人?
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A
むし歯になりやすい人の特徴は、
①歯磨きを1日1回以下しかしない
②時間を決めずダラダラ飲食することが多い
③果物をたくさん食べる
④糖分を含む飲み物や酸性の飲み物を飲む
⑤お口がよく乾く
当てはまる人は、むし歯のリスクが高い人です。かかりつけの歯医者さんを見つけて相談しましょう。 - Q
フッ化物はどうしてむし歯予防になるの?
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A
フッ化物にはむし歯を防ぐ働きがあります。
①再石灰化
歯から溶け出したカルシウムやミネラルを歯に戻しやすくします。
②脱灰の抑制
①のフッ化物の働きで歯に戻ったカルシウムやミネラルは、元の状態より溶け出しにくくなります。
③細菌の代謝阻害
細菌が歯を溶かす酸を作りにくくします。
フッ化物は適正な量を使えば、むし歯予防に効果的です。
お子さんの場合は、体が小さく、適正量が少ないので注意が必要です。
むし歯を予防するためには、フッ化物だけに頼り切るのではなく、むし歯の原因となる生活習慣の改善を合わせて行うことも必要です。 - Q
フィッシャーシーラントをした方がいいの?
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A
奥歯の溝はむし歯になりやすい場所です。
この溝を予防的に埋めることをフィッシャーシーラントと言います。
歯が生えて間もない溝の深い奥歯があり、むし歯のリスクが高い生活習慣や環境が改善できてない場合にはフィッシャーシーラントがむし歯予防に効果的です。 - Q
集団検診でむし歯と診断されたのですが、どうしたらいいですか?
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A
歯科医院でむし歯の状態や原因の診査・診断を受けて、必要な治療を受けて今後の予防をしましょう。
- Q