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歯が生える前の赤ちゃんのお口のケア

赤ちゃんのお口のケアはいつからはじめたらよいでしょうか?

歯ブラシで歯磨きをするのは歯が生えてからですが、食べる、話すという大切な機能をもつお口の発達を促すケアは新生児からはじめることができます。

赤ちゃんはお口で世界を知る

お口は繊細な感覚器です。
赤ちゃんは、手指を目で見て、口で触覚を感じて存在を確かめます。指しゃぶりも、おもちゃや物を口に入れるのも、足をなめるのも、発達を促す大切な行為です。食べるため、話すための準備なので、ゆっくり探究させてあげて下さい。

お口のマッサージを始める前に

この頃から、赤ちゃんとのスキンシップを楽しむ中で、お口の周りをやさしく触れてみてください。
口はとても敏感な感覚器なので、お口から遠い手足からおなか→肩→頭→頬へとだんだん近づいて触ります。

お口の機能発達を促すマッサージ

頬のマッサージ

頬を手で包みこむように優しく話しかけながらマッサージします。赤ちゃんがリラックスしていれば指を頬の内側にいれて優しくマッサージします。

唇のマッサージ

上の唇、下の唇を指で優しく触ったり摘んだりします。

お口の中のマッサージ

きれいに洗った指で、上顎、舌、歯が生える土手の粘膜など赤ちゃんの様子をみながら、
できるところから少しずつ触ってお口の中を触ることに慣れていくことがお口の機能発達に効果的です。

それぞれの触り方の例をお伝えします。
・上顎のマッサージ ⇨ 上顎を小指で優しくなでます。
・舌のマッサージ ⇨ 舌を指で優しく押します。
・歯肉のマッサージ ⇨ 歯が生える土手のような膨らみを指でなぞります。

歯が生えていなくても、歯が生える土手のような膨らみがあります。この土手を優しくなぞるようにマッサージします。

姿勢に慣らす

赤ちゃんがリラックスできる姿勢が抱っこの姿勢なら抱っこしたまま少し触ることからはじめてもよいです。
赤ちゃんがごろんと寝転ぶ姿勢はお口の中がよく見えるのですが、この姿勢を嫌がる赤ちゃんもいます。
親御さんが抱っこしたまま転がったり、遊びの中で寝転がる姿勢に慣らしていき、寝転んでお口のマッサージができるようになると、歯磨きの時に、よく見える姿勢で仕上げみがきができるようになります。