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「お口に詰め込み、丸のみしちゃう」 〜BLW 赤ちゃん主導の離乳食〜

今回はお口に詰め込んだり、あまり噛まずに丸のみしてしまうという離乳食のお悩みについてお話しします。

悩み解決のポイントは、くちびると前歯で食べ物をとりこむこと!

今回のお悩みでは、食べはじめる時に
くちびると前歯で食べ物をとりこむことがポイントです。

手やスプーンから食べ物を
お口に取り込むには

上下のくちびるが閉じること
前歯でかじりとること
が大切です。

食べ物を取り込む時に下のくちびるがあがるだけでなく、
上のくちびるがちゃんと降りてきていますか?

前歯をつかわず最初から奥に食べ物をいれていませんか?

 

赤ちゃんの好きな食材を大きくしてみる

赤ちゃんの安全を思って
一口サイズのやわらかい離乳食を準備するお母さんに、大きな食材を取り入れてもらうと、少しずつかじりとりに繋がっています。

固さは、赤ちゃんの様子をみながら徐々に歯応えのある固さに変えていきます。

この時、赤ちゃんの好きな食材だとチャレンジしてくれる確率が高いでので試してみてください。

日々、かじりとりをしっかりする
機能を使うことで唇の周りの筋肉が育ちお口ポカンの予防にも繋がります。

 

家族が食べ方のお手本になると効果的

そして、一緒に食べるご家族が、前歯でかじりとる姿をみせてあげることも効果的です。

かじりとりはしていても、
前歯ではなく、左右の少し奥の方でかじりとっているお子さんをみることもあります。

せっかくかじり取る時には
ぜひ前歯を使うお手本をみせてあげてください。

 

お口の前方のセンサーを使うことが鍵!

前歯の根本にはお口のなかでも
特にたくさんのセンサーが集まっていて脳に情報を伝えてくれます。

このくちびるや前歯を使うことで
2つの感覚を身につけていきます。

⑴一口の量はどのくらいがいいのか?

⑵食べ物をどんな風に噛んだり飲み込んだらいいのか?

たくさんの経験をすること
失敗と成功を繰り返すことが

この2つの感覚を身につけることに繋がります。

入れすぎて「おえっ」となる経験を通して、赤ちゃんがかじり取る必要を感じて身につけていきます。

そのためには一口では入りきらない
大きな食べ物を赤ちゃんが自分で口にいれる経験が必要です。

経験を積み重ねることで
ちょうど良い一口量で
ちょうどよい噛み方で
食べられるように育っていきます。

 

赤ちゃんの安全のために

赤ちゃんの安全を見守るための知識として、窒息への対応について学べるオススメ動画のリンクを貼っておくので、ぜひご覧ください。

 

離乳食のお悩み相談
詰め込みや丸のみへの工夫は
いかがでしたか?

次回は奥歯をつかって噛むことについてお伝えしますので楽しみにしていてください。

個別の相談はハピリスキッズクラブ公式LINEより無料で受けつけています。

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歯医者さんに聞いてみたいこと
リクエストもお待ちしています。
 
あなたの笑顔を応援する
歯科医師の横道由記子でした。

次回も楽しみにしていてくださいね。