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健康通信
奥歯を使って噛み噛み♪元気になろう
前回は、前歯でかじり取ることについてお伝えしました。
今回は、奥歯をしっかり使って噛むことについてお伝えします。
噛んですりつぶすための奥歯
その役割をしっかり毎日使うことが
顎や歯並びの発育につながります。
奥歯は、上下の歯が噛み合うだけではなく
上下左右に動いて食べ物をすりつぶす役割を持っています。
成長発育の時期はいつまでも続くわけではありません。
柔らかくて一口サイズの食べやすいものばかり食べていると
せっかく成長するチャンスを逃してしまいます。
奥歯を使って噛める食材
奥歯を使ってすり潰して噛む力を育てるのに良い食材を紹介します。
お子さんの成長に合わせて今食べているものより
少し噛みごたえのある食材にもチャレンジできるように食卓に並べ続けて、噛む力を育てていきましょう。
たとえば、
①ごぼう、レンコン、ひじきのような食物繊維の多い食材
②こんにゃく、タコ、いかのような弾力のある食材
③しらす、煮干し、干しエビのような小魚
このような食材をいつもの卵焼きや好きな料理に混ぜたり
最初は刻んだり茹でたものからはじめて、だんだん歯ごたえを残して切らずに大きなまま噛むようにすると
噛む力を育てるのに効果的です。
舌が奥歯をサポート!
実は、奥歯で噛むためには歯だけでなく、食べ物をまとめて何度も歯の上に乗せるサポートが必要です。
餅つきの時の合いの手のように、奥歯のサポートをしているのが舌です。
舌を柔軟に動かせて初めて奥歯で噛むことができます。
舌がしっかり機能していることは
噛むことだけでなく、発育、呼吸、睡眠などにも影響していて、お子さんの健やかな成長に欠かせません、
舌を鍛える食材
舌を鍛える体操については、
以前の動画でもお伝えしましたが、
舌を鍛えてくれる食材もあるので
食べる力がついてきたら是非チャレンジしてほしいと思います。
例えば、
皮や種がついたままの果物を
お口に入れて皮や種をより分けて出すことで舌が鍛えられます。
骨がついたままの魚を
骨をより分けて出すことで舌が鍛えられます。
食べ慣れていないお子さんには少しハードルが高いかもしれませんが、まずは、ご両親やご家族がお手本を見せてあげることから初めてみてください。
奥歯や舌を日々しっかり使うことで
元気に過ごせる健やかなお口や身体を育てていきましょう。
3回にわたって食べる力を育むことについてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
次回は、飲み物、飲み方についてお伝えしますので楽しみにしていてください。
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歯医者さんに聞いてみたいこと
リクエストもお待ちしています。
あなたの笑顔を応援する
歯科医師の横道由記子でした。
次回も楽しみにしていてくださいね。