ブログ
健康通信
飲み物とむし歯予防〜No.4 牛乳編〜
今回は飲み物シリーズ第4段、牛乳についてお話しします。
牛乳といえばカルシウムが含まれていて、歯に良さそうな印象も有りますが、実際のところはどうなのでしょうか?
牛乳自体は歯を溶かしにくい
牛乳は、今までお話ししてきた
野菜ジュースやスポーツドリンクと違って、牛乳自体が歯を溶かすような強い酸性ではありません。
牛乳には、歯にいい成分と、危険な成分が両方含まれている
牛乳の中には、むし歯予防効果のあるカルシウムやリンなどの成分も含まれています。
一方で、「乳糖」という糖分も含まれています。乳糖をお口の中の菌が分解して酸をつくり、歯を溶かす危険があります。
牛乳はむし歯になりにくいですが、むし歯にならない飲み物ではありません
ジュースやスポーツドリンクのように
むし歯の危険が高い飲み物ではないですが、だらだら飲み続けたり、寝る直前に飲むことは避けたほうがよい飲み物です。
飲み過ぎると栄養の偏りも心配です
牛乳が好きで、日に何度も牛乳を飲むというお子さんのお話しを聞くことがあります。
牛乳に含まれているのは、カルシウムだけではありません。脂質や他の成分をたくさん含んでいます。
お水がわりのようにたくさん飲むのは
小さな体にとって栄養の偏りが心配です。
いろいろな食材に触れて経験を積み重ねたい乳幼児期には特に飲み過ぎに注意してください。
普段の水分補給は水かお茶の習慣を!
やはり、日常の水分補給として飲むのは水やお茶を基本とするのがおすすめです。
今回まで飲み物シリーズが続きましたので、次回は少し視点を変えて、お母さん方からの相談の多い
お子さんの好き嫌いについてお話ししたいと思います。
楽しみにしていてください。
個別の相談はハピリスキッズクラブ公式LINEより無料で受けつけています。
歯医者さんに聞いてみたいこと
リクエストもお待ちしています。
あなたの笑顔を応援する
歯科医師の横道由記子でした。
次回も楽しみにしていてくださいね。