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健康通信
好き嫌いを減らす工夫
今回もお母さん方から相談の多い「お子さんの好き嫌い」についてお話しします。
復習「好き嫌いをできるだけ増やさないコツ♪」
前回は、好き嫌いを
できるだけ増やさないコツとして
離乳食時期に砂糖や塩をできるだけ使わず、素材の味や出汁の旨味でいろいろな食材に出会える環境を作ること
をお話ししました。
特に3歳までは、この基本にもどすことを意識してこの後お話しする工夫を取り入れてみてください。
好き嫌いを減らす前に知っておきたいこと
そして、好き嫌いへの工夫をはじめる前に、ご家族に知っておいてもらいたいことがあります。
①好き嫌いは成長の証
2歳に近づくにつれて好き嫌いが強くなるのは成長の証で、あなたのお子さんだけではないということです。
これは、危険な食べ物から身の安全を守るための生物としての反応でもあります。
②好き嫌いは固定したものではない
そして、「好き」ということは「知っている」ということが前提なので、知らない食材の多い小さなお子さんの好き嫌いは日々変化していくものだということです。
大好きで毎日食べていたものを
突然食べなくなることもありますし
警戒して食べなかったものを
数週間後に食べ始めることもあります。
お子さんが嫌いだからと、食卓に出すのをやめてしまうと、好きになるチャンスを失ってしまいます。
それでは、好き嫌いを減らす具体的な工夫についてお話ししていきます♪
好き嫌いを減らす工夫
①食卓に出し続け、家族が美味しそうに食べる
この時、お子さんが食べなくても無理強いはしません。周りの大人が感情的にならずに気が向けばいつでも食べられるという環境づくりを淡々と続けます。
周りの大人のプレッシャーと
食べないものが結びついて
嫌いになったり食べなくなったりすることもあります。
保育園や幼稚園に入ると周りと一緒に食べられるようになるという経験を聞いたことはありませんか?
私も含めたくさんの親子が経験することです。
知らないものでなくなり
好きな人が美味しそうに食べているものになった時に、食べられるものに変化します。
②お手伝いに参加してもらう
嫌いな野菜も、畑で収穫体験をしたり
料理に参加したりすると興味がわき、食べることが多いです。
これも、子育ての中で私自身も実感しています。
収穫体験や料理に参加させるとなると
ハードル高く感じるかもしれません。
スーパーで野菜を買うときに選んでもらったり、洗う時や、炊飯器のスイッチ、味見、盛り付けなど簡単な一部分を手伝ってもらうだけでも喜んでやってくれることは多かったです。
少しのお手伝いだけでも
食卓で家族に、私が作った!!
と誇らしげに話してくれたりします。
今回は、私自身も2人の子供たちにチャレンジした工夫についてお話ししました。
次回はさらに、嫌いな野菜を好きになるために、過去の研究から学んだ「ほんの一口作戦」について、お伝えします。
そして、好き嫌いがある時にやってはいけないことについてもお伝えします。
嫌いなものを食べたご褒美に好きな食べ物、例えば「野菜を頑張って食べたら好きなグミを食べてもいいよ」
というご褒美は、実は逆効果になります。このことについても次回お話しします。
食生活については、お子さんの個性やご家庭の環境も様々なので個別のご相談が多いテーマです。
個別の相談はハピリスキッズクラブ公式LINEより無料で受けつけていますのでぜひ登録してご相談ください。
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歯医者さんに聞いてみたいこと
リクエストもお待ちしています。
あなたの笑顔を応援する
歯科医師の横道由記子でした。
次回も楽しみにしていてくださいね。