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健康通信
うがいでお口を育てよう 〜ガラガラうがいの意外な効果〜
今回は前回に引き続き、お口を育てるうがいの効果や方法についてお話しします。
うがいは呼吸や発音のトレーニングになる
うがいを上手にすることは、感染予防だけでなく、口呼吸から鼻呼吸に改善するトレーニングにもなります。
前回は、ブクブクうがいの効果とトレーニング方法をお話ししました。
まだご覧になってない方はぜひ見てみて下さい。
鼻呼吸ができると、お口の周りの筋肉バランスが良くなります。
なので鼻呼吸は、お口を上手に使って食べたり話したりすること、顎や歯並びを育てることにも効果的です。
ガラガラうがいの効果
ガラガラうがいには、ベロの奥の方の筋力を鍛える効果があります。
のどに水が流れないようにふさぐ必要のあるガラガラうがいは、ブクブクうがいがしっかりできるようになったらチャレンジしてみましょう。
あなたのベロは正しい位置にありますか?
突然ですが、みなさんはリラックスしている時に、お口の中でベロはどこにありますか?
ベロが歯と歯の間にありませんか?
下の歯のあたりまで落ちていませんか?
ベロの先の方は上顎についていても、
ベロの奥の力が弱く下に落ちてしまっていませんか?
ベロの正しい位置は、上顎に舌先から奥までぴったりくっついている状態です。
家族の健康美に効果的なガラガラうがい♪
ガラガラうがいでベロの奥を鍛えていきましょう♪
ベロの奥を使う発音には
「かきくけこ」と「がぎぐげご」があります。
このカ行、ガ行の発音が苦手なお子さんは、ガラガラうがいで舌の奥を鍛えることで発音に必要な筋力がアップします。
お子さんの発音や歯並びのためだけでなく、マスク生活でお口周りの筋力が弱くなっているママの美容と健康にもいいですし、将来むせたり、誤嚥したりするのを予防する効果もあります。
それでは、効果的なガラガラうがいの方法をお話しします。
効果的なガラガラうがいの方法
まず、前回お話しした方法でブクブクうがいをしてお口の中を洗い流し、さまざまな細菌やウイルスをできるだけ出しておきます。
その後、ガラガラうがいを少なくとも15秒かけて2回行います。
上を向いてのどの奥まで水が届くように意識するとより効果的です。
はじめてのガラガラうがいにチャレンジ
ガラガラうがいをしたことがない小さなお子さんが、はじめてうがいにチャレンジする時のコツについてお話しします。
ブクブクうがいが上手にできるようになったら、ガラガラうがいの練習をはじめることができます。
ブクブクうがいがまだできないお子さんは、前回の動画をご覧ください。
①まずは、水をためる練習から
水をお口に入れたまま上を向いてお水が喉の奥に流れないようにためておく練習からはじめます。
②お口をあけて息を吐き出す
上を向いて、お水をためることができるようになったらお口をあけて息を吐きだします。
最初は大きな音がならなくても大丈夫です。
③息を強く吐いてガラガラ音を出す
軽くゴロゴロ音がしてもむせたりのどに流れ込んだりしなくなったら、吐く息を強くしてしっかりガラガラ音が出せるように練習します。
最初はお風呂でチャレンジ
水がこぼれても良いお風呂でうがいの練習をして、更に上手になったら洗面所でチャレンジしてみてください。
うがいでお口の機能と、元気な笑顔を育てていきましょう♫
お口を育てるうがいのお話しは、いかがでしたか?
個別の相談はハピリスキッズクラブ公式LINEより無料で受けつけていますのでぜひ登録してご相談ください。

歯医者さんに聞いてみたいこと
リクエストもお待ちしています。
あなたの笑顔を応援する
歯科医師の横道由記子でした。
次回も楽しみにしていてくださいね。