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健康通信
よく噛むことがむし歯予防になる!
今回は、よく噛むことがむし歯予防になる!ということについてお話します。
よく噛んで食べる効果
よく噛んで食べることは、食べ物を消化して栄養を吸収すること、顎や歯を使い成長を促すことだけでなく、むし歯予防にも繋がります。
砂糖水VSサトウキビ
例えば、「糖分を砂糖水で飲む場合とサトウキビで食べる場合では、砂糖水を飲むほうがお口の中は歯が溶ける酸性になりやすく、回復もしにくい」という研究結果があります。
砂糖水を飲む場合とサトウキビを食べる場合の違いはなんだと思いますか?
この2つの差は、唾液のチカラです。
噛むことで唾液のむし歯予防効果が発揮される
砂糖の原料であるサトウキビであっても、噛むことによって唾液が分泌されることで唾液のむし歯予防効果が発揮されます。
噛まずに飲める砂糖水では、唾液が分泌されないので、むし歯の危険が高いのです。
たとえ甘いおやつであっても、よく噛んで食べることで唾液のチカラが発揮されて、噛まずに食べるよりむし歯予防になります。
唾液のチカラ
唾液は、むし歯予防に対してどんなチカラをもっているのでしょうか?
3つのむし歯予防効果についてみていきましょう。
①浄化作用
食べたり飲んだりしたものや、細菌を洗い流してくれます。
②緩衝作用
歯を溶かす酸を中和してくれます。
③再石灰化
唾液はリン酸やカルシウムなど、溶けた歯を回復させる材料を蓄えているため、初期のむし歯を回復させてくれます。
この3つの唾液のチカラがむし歯を予防してくれます。
しっかり噛んでむし歯を予防しよう!
柔らかくて、とろける、噛む必要のない飲み物や食べ物は、美味しいものも多いですが、むし歯のリスクは高いです。
甘いおやつでも、よく噛んで食べることでむし歯のリスクを下げることに繋がります!
今回はむし歯予防の観点からみたよく噛むことの効果についてお話ししましたが、いかがでしたか?
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歯科医師の横道由記子でした。
次回も楽しみにしていてくださいね。