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健康通信
だ液を出す方法
前回は、だ液がお口や身体を守ってくれるチカラについてお話ししました。
今回は、そんなだ液をたくさん出す具体的な方法を3つお話しします!
①よく噛む工夫
よく噛むことが良いとわかっていても、柔らかいものを何度も噛むのは難しいですよね。
自然とよく噛めるための工夫を3つお話しします。
1.食べる途中に飲み物を飲まない
唾液が出て、食べ物が潤って塊にならないと飲み込めないので噛む回数が増えます。
2.一口では食べられない大きさの食べ物を前歯でかじる
一口で食べられない大きさの食べ物は、前歯から奥歯まで使ってたくさん噛むことができます。
3.水分の少ない食べ物を食べる
生の食パンよりトーストした食パンの方が、煮魚より魚の干物のほうが、噛む回数は増えます。
②お口や舌を動かす体操
お口や舌を動かす体操にも、だ液を出す効果があります。
以前お伝えした[あいうべ体操]と[べろまわし]は、道具もいらず数分でできる効果的な体操なので一緒に復習してみましょう♫
あいうべ体操
あ い う べー
と大きく口の周りの筋肉を動かす体操です。
あ い う は1音1秒
べー は2秒
1回5秒かけてゆっくりと行います。
声を出しても出さなくても大丈夫です。
1日30回を
生活のリズムに取り入れて継続すると効果的です。
キラキラ星の歌にあわせて一緒に体操できる動画が好評なので、ぜひ見てみてください。
ベロまわし
お口を閉じて、ベロで上の奥歯から順番に反対側の奥歯までなめます。
上の歯を全てなめたら下の歯も奥歯から反対側の奥歯までなめます。
ぐるりと一周ゆっくり10秒ほどかけてベロでクリーニングするイメージです。
右回り10回 左回り10回を😆1セットにして、毎食前に1セットつづけると唾液がしっかり分泌されます。
この2つの体操は、顎やベロをしっかりうごかすことによって唾液腺を刺激して分泌を促すだけでなく、鼻呼吸を促す効果もあります。
③だ液腺マッサージ
3つの大きなだ液線をマッサージで刺激することで、だ液の分泌を増やすことができます。一つずつ説明しますので、一緒にやってみましょう♫
耳下腺
耳の前、上の奥歯のあたりを指全体でぐるぐると円を描くように10回ほどマッサージします。
顎下腺
左右の親指を顎の骨の内側に入れてゆっくり押す。顎下腺の位置から骨に沿って前方へマッサージしていく。
舌下腺
両手の親指を揃えて顎の裏の前方をゆっくり10回ほど押す。
①よく噛む工夫
②お口の体操
は、ご家族みなさんにお勧めです。
③だ液腺マッサージ
は、お口が乾くようになったと感じた時にはぜひチャレンジしてみてください。
だ液を出す具体的な方法を3つ紹介!唾液はお口や身体を守ってくれるチカラがあります!