086-243-9111

[診療時間]9:00~13:00/14:30~18:00
[土曜日]9:00~17:00(昼休憩なし)
[休診日]水曜日、日曜日、祝祭日

ブログ

歯並びが悪くなる原因

歯並びが悪くなる原因は遺伝だけ?

お子さんの歯並びが悪い原因は、なんだと思いますか?
もしかすると、ほとんど遺伝だと思われている方も多いかもしれません。

ですが実は、歯並びが悪くなる原因は、生活習慣や癖の中にも潜んでいます。
遺伝以外の原因は、知っておくことで、悪化を予防できる部分もあります。

ということで、今回は、歯並びが悪くなる生活習慣や癖についてお伝えします。

食生活と歯並び

食生活がどれだけ歯並びに影響を及ぼすのかを研究されたプライス博士は
先住民族の伝統的な食生活をしている人は、歯並びや虫歯の問題などがほとんどなく、先住民族でも近代食、(つまり栄養のバランスの悪い軟らかい食事)をしてしまった人は、その子孫に至るまで歯並びが悪く、虫歯にもなりやすい傾向にある
と著書『食生活と身体の退化―先住民の伝統食と近代食その身体への驚くべき影響』に記されています。

柔らかいものばかり食べて顎を使わなくなると発育は難しいのです。
そして私たち日本人は、昔ながらの和食を食べることが顎の発育にもよいということがわかります。

口呼吸と歯並び

歯並びの位置を決めているのは、舌、唇、頬などの、歯の周りにある筋肉です。
お口の内側と外側の筋肉がバランスよく働くと歯並びは良くなりますし、バランスを崩していると歯並びは崩れます。

口で呼吸をしていると、上顎にくっついていた舌は落ちてしまい、唇はあいてしまいます。
鼻呼吸が難しいお鼻の状態であれば耳鼻科への相談が必要な場合もあります。

姿勢と歯並び

頬杖や横向き寝、うつぶせ寝で顎や歯に圧力がかかって歪んでしまう事もあります。
また、スマホやタブレットを長時間見たり、運動不足などで、いい姿勢を維持できないことが口呼吸に繋がることもあります。

歯並びを壊す癖

4歳以降の指しゃぶり、爪噛み、舌を前に出す、唇を噛む、唇を巻き込むなど、歯に直接力が加わる癖によって歯が倒れたり噛み合わなくなったりすることがあります。

健やかなお口と心身を育てるために

遺伝以外にも、たくさんの原因が組み合わさって歯並びが悪くなっていることが多いので、矯正治療を行う上でもこうした原因を一緒に探して一つずつ改善していくことを大切にしています。

幼少期には、しっかり顎や体を動かし、使うことで、お子さんの本来の成長力を発揮できるように、遊びや生活習慣改善のサポートをするのも私たち専門家の役割です。

お子さんの歯並びに関するご質問は、公式LINE歯並び相談会でお気軽にご相談ください。